2012年4月12日木曜日

UNIXのお勉強⑩

【17章 プリンタ】p238〜p249

■プリンタの印字方式
 (1)インクジェット:インクをノズルから噴射することにより印字する方式のプリンタ
 (2)レーザプリンタ:レーザー光を用いて印刷イメージを感光ドラム上に作成し,これに
            静電気力でトナーを付着させ,印刷用紙に転写する方式のプリンタ
 (3)サーマルプリンタ:熱により印字する方式のプリンタ

■(プリンタの)制御コード
 →プリンタを制御する命令(使用するフォントの変更や印字位置の変更など)
 〈例〉CanonのLIPS,EPSONのESC/P,Hewlett PackardのPCL,NECのPC-PR201等

■ページ記述言語
 →プリンタを制御するのではなく,「紙に印刷する内容をプログラミングする」という
  思想で設計されたプログラミング言語
  〈代表例〉PostScript(ポストスクリプト)
       →PostScriptで記述されたイメージを他の形式
          (他のプリンタの制御コードや様々な形式のビットイメージ形式)
        に変換するソフトウェアがある⇛Ghostscript
 
 ☆PostScriptの使い方☆
 (1)テキストフィルタを印刷するには,予めデータをPostscriptに変換する必要がある
  →そのような変換プログラム例:GNUのa2ps
 (2)画像を印刷する場合にも,データをPostscriptへ変換する必要がある
 (3)Postscript形式のテキストを変換し,1枚に複数のページを詰め込んだPostscript形式   のテキストを生成できるフィルタ例:pstops
 (4)PostScriptのファイルから指定したページを抜き出すフィルタ例:psselect
 
■UNIXの印刷システム
 〈代表例〉
 BSDで用いられているLPR,その欠点を改良したLPRng,System Vで用いられているLP

■印刷の仕組み
 (1)印刷ジョブ:ユーザが印刷のコマンドを実行し,印刷する内容をひとかたまりにして
                           いったん保存したかたまり
 (2)スケジューラ:ジョブの印刷管理
 (3)「ジョブをスループする」:処理を行う前にジョブを一時的に保存すること
 (4)印刷キュー:処理を待っている印刷ジョブを蓄える場所のこと


P.245〜はLPRとLPによる印刷における操作(コマンドなど)について説明がなされている.
最初の方でプリンタの印字方式について触れていますが,最近ではインクジェットプリンタでもかなり高速の商品が登場していますよね.ただ,一日に何十枚も印刷したり,厚めの紙を印刷するような場合はレーザの方がやっぱり良いよなって思います…壊れやすくなってしまうので..



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